社会貢献

Social Contributions

1995年1月17日、阪神・淡路大震災が起き、6,434人もの尊い生命が犠牲になりました。
当時の弊社は、厳しい業績に喘ぎ、ボランティアはおろか、寄付金さえままならない状況で、 情けないことに、見て見ない振りをしているようなあり様でした。
そして、2011年3月11日、東日本大震災が起きました。 死者・行方不明者を合わせて18,428人もの方々が犠牲になり、東北地方太平洋沿岸に 大きな被害をもたらしました。

『想いを込めた生コン車』

震災から半年が過ぎた頃。「今度こそ、何か手助けをしなければ。」そう考えていた私の心に ある考えが浮かびました。
「いつか、瓦礫の山がなくなったら、被災地で復興の工事がはじまる。 うちの生コン車が1台無くなっても何とかなるか?」 セメント会社の東北支店長に連絡を取り、生コン車を受け取ってくれる会社を探してもらうよう 依頼しました。震災から1年が過ぎる頃、受取先が見つかったと連絡が入りました。
使用していた中型の生コン車を新車同様に整備し(ドラム内の掃除は、全社員が交代で やってくれました)、「忘れてないよ!東北を」「コンクリートは人を守る」のメッセージをドラムに 書き記し、2012年8月に私たちの『想い』を届けました。生コン車は、今も活躍しています。

『被災地の子どもたちに笑顔と絵本を贈るプロジェクト』

2012年6月、東日本大震災の被災地を廻りました。街ごと無くなっている場所もいくつかあり 衝撃を受けました。そして、「図書館が流されて、子どもたちの絵本もなくなった。」と聞きました。 帰って来て「そうだ、絵本を贈ろう!」そう思い立ちました。
被災地の子どもたちが少しでも笑顔になってくれたら!絵本作家:きむらゆういち先生(代表作: あらしのよるに)と相談して、先生のサイン入り絵本と色紙を届けることを計画・実行しました。 「被害地の子どもたちを応援したい。」と考えていた多くの人や企業が協賛してくださり、 2012年9月から2018年7月まで、足掛け6年を要しましたが、東北太平洋沿岸と福島県 内陸の市町村と区、合わせて42の自治体に絵本1,260冊を受け取っていただきました。

『被災地に寄り添って』

気がつけば、覚えきれないほどの多くのご縁がありました。
2019年7月、これまで知り合った方々と再会すべく、東北地方10か所を駆け足で巡って きました。これからも、時々会いに足を運ぼうと考えています。
「気づいた人が気づいたことを、できる人ができることを 被災地に持ち寄れば!」そう思って 活動を続けて参ります。

代表取締役会長